『アプリで元禄の江戸散歩!』1600年代の東京の古地図を搭載した「大江戸ぶらり」がスマートフォン・タブレット向けにリリース
希少な元禄期の古地図がアプリで使えるようになりました
アプリ「大江戸ぶらり」には、デジタルでの提供は初となる東洋文庫(*)所蔵の「江戸大絵図」元禄年間(1688年-1703年)頃を高精細なデジタルデータで搭載しています。本アプリでは、絵地図を見ながらGPSで現在地を確認、現代地図と見比べができ、江戸時代にタイムトラベルした感覚でまち歩きを楽しむことができます。
大江戸ぶらり:江戸大絵図
大江戸ぶらり:ランドマーク情報
東洋文庫には数多くの希少かつ美麗な古地図のコレクションがありますが、そのなかでも「江戸大絵図」は、東洋文庫が所蔵するもっとも大きな地図で、大きさ:横267.7cm × 縦320.0cmです。保存状態がよく、かつかなり大判であることから、デジタル化された細かい文字まで読むことができます。
東洋文庫ミュージアムに展示される大江戸図(複製)
売上の一部がのこりの大絵図のデジタル化の費用に充てます
「江戸大絵図」は4枚1組となり、すべて合せると江戸の町全体が一望できます。今回公開しているのは江戸城から北にむかって駒込方面までを描いたものです。残る3枚はまだデジタル化されていないため、本アプリの売上の10%は、この「江戸大絵図」の残る3枚のデジタル化に使われアプリに追加される予定です。
ミュージアムではタッチパネルで楽しめます
本アプリは、東洋文庫ミュージアムで開催中の「大地図展」(2015年4月22日~8月9日開催)に関連して制作されました。
東洋文庫ミュージアム入り口
東洋文庫ミュージアム展示スペース
「江戸大絵図」のタッチパネル型システムが、東洋文庫ミュージアム「大地図展」に合わせて、館内でご利用いただけます。タッチパネル型システムには、「江戸大江図」上に浮世絵を用いた解説等が掲載され、さらに充実した内容となっています。館内では、実寸大の古地図(複製)と見比べながら、古地図をズームしたり現代地図との見比べをすることができます。古地図との見比べに使う現代地図はオープンな地図プラットフォームOpen Street Map(オープンストリートマップ)を採用しています。
タッチパネル画面
タッチパネル画像(古地図上のランドマーク)
タッチパネル画像(標準地図)
大江戸図(複製)とタッチパネル
いまのあの場所は江戸時代の大名屋敷!?
「江戸大絵図」は、明暦の大火をきっかけに幕府によって製作が命じられました地図がもとになっていますが、実際に方角や縮尺、区画などを忠実に反映した完成度の高いものです。皆さんが良く知るあの場所はかつて何があったのか、300年前から変わらない場所はあるのか、じっくり見てみると楽しい発見がたくさん詰まっています。
本アプリについて
本アプリは、絵地図アプリ「ちずぶらり」を企画制作する(株)ATR Creativeから提供します。「ちずぶらり」では、地域の古地図や絵地図をつかった歴史アプリや観光アプリの制作を行っています。
http://atr-c.jp/burari/

アプリのコンテンツ制作は、東洋文庫、株式会社HUMIコンサルティングのご協力で制作いたしました。

ストア情報

(売上の10%を大絵図の高精細デジタル化のための費用に充てます)
対応機種:iOS 6 / Android 4以上対応
アプリ価格:600円
ストア:App Store / Google Play